韓国企業で働きながら短期間でビジネス韓国語を習得した3つの方法
アンニョンハセヨ、韓国在住エミカです。
私は今、韓国のスタートアップで日本語と韓国語を使いながらチーム長として仕事をしています。
今でこそ語学のストレスはなくなってきましたが(それでもまだある)、入社当時は本当に本当に語学力で苦戦しました。
入社当時の私の韓国語レベルは?
日本で会社員をしながら独学でハングルの読み書きを学んだのち、会社をやめて語学留学。語学堂に6ヶ月ほど通ったタイミングでアルバイトと言う形で今の会社に入社。
当時TOPIKを受けていなかったため正確なレベルはわかりませんが、きっとTOPIK4級レベル程度で韓国で韓国語で仕事をすることになりました。
しかも当時会社には日本人は私だけ。
ギリ韓国語で意思疎通できるレベルだったので、面接を突破できたのも奇跡でしたが、その後の会社員生活は正直語学力が足りないことによるストレスの連続でした。
3年経ち今では韓国語でインタビューを受けたり、全社員100人以上の韓国人に対して韓国語でプレゼンテーションするまでになりました。
▽インタビューを受けた際の記事はこちら
今日は韓国語が苦手だった私が会社で通用するビジネス韓国語をどのように勉強したか、について書いてみようと思います。
①自分だけのビジネス韓国語単語帳作り
最初、ビジネス単語や言い回しを勉強しなければと思い、ビジネス韓国語教材的な本を購入したんですが正直思ったよりあまり役に立ちませんでした。
本当に本当に本当に基礎的な言い回しの勉強にはなりましたが、 単語は全く意味がなかったです。
テキストの会話の例文も電話の取り次ぎとかそんなんばかりで、私の会社そもそも固定電話ないよwって感じだったり・・w
ビジネス韓国語の単語と言っても、自分の会社でよく使う単語は業種によって様々じゃないですか?
例えば医療系の会社で使う単語と、広告業界の単語は全く異なるでしょう。
なので、市販の単語帳や教材ではなかなかカバーしきれないんですよね。
私の場合はIT企業でマーケティングを担当していたので入社当初「オンライン広告の運用」に関する単語が一番必要でした。
日本でも似たような仕事をしていたので「いける!」と思ってましたが、日本では英語(カタカナ語?)で話す用語が、一部韓国では別の韓国語で言うってことも結構多かったんです。(英語の単語も使うけど韓国語で表現される時もありどちらも覚える必要がありました)
例えば、インプレッションと言う用語。
これオンライン広告が何回表示されるかと言うことなんですが、韓国では노출(露出)と言う単語で表現するんです。
(最初MTGでみんなが「노출」「노출」言ってて、露出の多い写真の広告のことかと思ったのは内緒ですw)
他にもフリークエンシーが빈도だったり。。「いやもう違いすぎるだろっっw」となることばかりでして。
結果自分で単語帳を作ることになりました。
仕事中わからない単語が出て来たら、一旦ノートに記載。検索後、意味を記入。
家に帰ってから復習。
これは当時のノートです。
字の汚さに焦りが出ていますw
②社内会議は一番のリスニング教材
会社では毎日のように会議をします。
ウィークリーMTG、月例会、プロジェクトの進捗報告会議、アイデア会議、振り返りMTGなどなど・・
入社当時上記の会議が全て韓国語で行われていました。
正直会議参加中のリアルタイムに全てを100%理解できない時も多く、最初の頃私は自分が参加するMTGを全て録音することにしました。
会議は、自分に必要な単語、ビジネス的言い回しの宝庫です。
自宅に帰る電車の中、家に帰ってきてベットの中、その日のMTGの録音をずっと聞いていました。
聴きながら意識していたのは下記です。
1、何度も出てくるのに自分がわからない単語があればメモし辞書で検索
2、他の人が上司にどんな言い回しで進捗を報告しているのか、言い回しをメモ
3、メモした単語や言い回しを次の日から積極的に使う
4、自分の話している韓国語を聴き、自分の韓国語力を客観視
どのリスニング教材よりもリアルで、今の私に必要な内容だけが出てくる音声ファイル。
このリスニング勉強法で学んだおかげか、私は今でも「日常の雑談的な韓国語」よりも「ビジネス的な韓国語」の方が得意な気がしています。
(たまにそんな簡単な単語も知らないのかい、ってことが韓国語雑談するときに出てくる)
③速さと正確さの優先度を見極めて使用する翻訳機
「ある程度韓国語ができる人は翻訳機を一切使わないでも仕事に問題ないはず」と思われるかもしれません。
これは半分あっていて、半分間違っていると思います。
ものすごく完璧でネイティブ級の方はきっと一切使わずで問題ないでしょう。
ただ私の場合は、入社当時も、3年経った今も「翻訳機愛好家」です。
使うタイミングと方法を見極めています。
見極め方はシンプルに速さと正確さ、どちらが大切かの優先度です。
1,読み 읽기
▶︎ざっくりと内容を理解できればいい時→翻訳機使用
例:ニュース記事を複数一気にインプット、超長文の韓国語文章を一旦読む時 等
▶︎「なぜその単語を使ったのか」まで把握したい時→自力
例:履歴書の志望動機を読む時、キャッチコピーなどクリエイティブな文の時 など
2,書き 쓰기
韓国語を書く際は、正直できるだけ自力で書くようにしています。
そのために最初の頃に韓国語のキーボードで早く打てるようにめちゃくちゃ練習しました。
その上で書きの場合、個人的には速さと正確さの優先度によって、翻訳機を使用するパターンが異なるので分けて書くとこんな感じでしょうか。
▶︎速さが大事な時:日本語→韓国語に変換するために翻訳機を使用
大まかな内容が伝わるだけでいいから早く韓国語を書きたい時、でしょうか。
この時は一旦日本語でばあああっと言いたいことを翻訳機に打ち込み、出てきた韓国語の本当に変な部分(明らかに間違いがある部分)だけを修正し、送ってしまいます。
ただ送信相手は社内の人に限ります。可能ならば後ほど時間がある際にサポートまでできるようにしておきます。
▶︎正確さが大事な場合:自分の入力した韓国語を確認するために翻訳機を使用
自分で韓国語を入力し翻訳機にかけて出てくる日本語が変じゃないかを見ます。
変な日本語で出てくる場合は、自分がミスタイプしている場合が多いので再チェック。
取引先にメールを送る時、大事なプレゼン資料の場合はこの方法で自分の韓国語をダブルチェックしています。
(本当に本当に大事な場合は、更にネイティブの同僚にトリプルチェックも依頼)
こんな感じで割と常に翻訳機を活用しながら仕事しています。
色々使いましたが日韓翻訳においてはPapagpが一番正確かな〜と思い、Papago愛用しております。
こちらです。
ビジネス韓国語に終わりはない
今日は特に入社した初期の頃の韓国語の勉強、韓国語との向き合い方について書いてみました。
「もう勉強することはないかな」と思える日まで頑張ろうと思っていたのですが、常に新しいサービス、技術が出てくるので一度学んで終わりとはいかないなと最近は思っています。
時間があるときには自分の業界に関連する書籍を韓国語で読んだり、ニュース記事を翻訳機なしで丁寧に精読しながら、「業界の知識」+「業界の韓国語」を同時にインプットするのを意識して続けています。
少しでもネイティブに近い目線で仕事ができたら、、そんな一心。
これからも먹고 살기 위해서 私の韓国語勉強は続いていくことでしょう。
みなさんのオススメの勉強法があれば教えてくださいね。
読んでいただきありがとうございました!
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韓国のZ世代トレンドどれだけ把握してる?
— エミカ@韓国で会社員 (@by_emika) 2020年7月18日
韓国トレンドテスト트능 (= 트렌드 수능😂)が会社で話題になってたので私もやってみた👩💻🔥
写真2枚目みたいな4択に答えていくだけなので皆さんもチャレンジしてみてくださいね〜🥰
私はレベル7でした、これ満点取れる人いるの🙃? https://t.co/GFAfRT2FoD pic.twitter.com/mCnkPTrccc